活動報告

自立援助ホームで暮らす女性に「晴れ着プロジェクト」実施しました

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児童養護施設や自立援助ホームを卒業した子どもを支援するNPO法人セーフティベース(神戸市長田区:山中孝一代表、以下セーフティベース)は、自立援助ホームで暮らす女性に、晴れ着姿で思い出を作ってもらおうと「晴れ着プロジェクト」企画を実施しました。

そして3月26日、プロによるメイク、着付け、カメラ撮影などが行われました。

【「晴れ着プロジェクト」の概要について

兵庫県内にある自立援助ホームで暮らす20歳の女性(以下、A子さん)は、これまで費用面の問題から晴れ着を着ることができず、成人式や同窓会への参加を見合わせていました。そこで、セーフティベースが自立援助ホームに困りごとをヒアリングしたところ、「A子さんに20歳の記念として、着物を着て写真を残したい」との要望があり、当プロジェクトを始動しました。

日程調整をはじめとして、振袖選びからカメラマンの手配や撮影スタジオ探しなどを行い、撮影当日に向けて準備を整えてきました。そして3月26日、某フォトスタジオにてプロによるメイク、着付け、記念撮影が行われ、「晴れ着プロジェクト」は華やかなものとなりました。 今回の企画は当法人として初の試みでしたが、撮影を体験したA子さんと施設長さんが喜んでいる姿を間近で見ることができて、我々も大変感激しました。今後も当法人の支援として、このようなプロジェクトや企画などの実施を継続していきたいと思います。

晴れ着女性、A子さんの感想 

 晴れ着姿を写真に残せることが素直にに嬉しくて、撮影当日がとても楽しみでした。気に入った着物が見つかり、当日はカメラマンさんもたくさん声をかけてくれて、楽しくて良い思い出になりました。

自立援助ホーム施設長さんのお話

A子さんは、施設で初めて二十歳になる子です。施設として、なんとか晴れ着を着せて思い出を作ってあげたいと思っている中、セーフティベースからこのようなお声掛けがありました。「晴れ着プロジェクト」当日、A子さんがメイクや着付けをしている姿を見て、A子さんが入所した時からの姿が走馬灯のようによみがえり、思い出して涙が止まらなくなってしまいました。着物姿がとても素敵で似合っていて、良い思い出になったと思います。

セーフティベースでは今後もサポート望む施設さんを募集しています。

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